Rowmark®プラスチック

Rowmark®の概要

Rowmark®は、レーザーおよびロータリー彫刻用のラミネート熱可塑性シートを製造しているメーカーです。このシートは一般的に、彫刻用プラスチックまたは微細表面プラスチックと呼ばれています。この材料の一般的な商品名は、Rowmark®、LaserMark®、LaserMax®、LASERmag、UltraGrave、またはLaserGlowです。ラミネートシートの基板または基底層は、押出アクリル樹脂で構成されています。アクリル樹脂層は、アクリル酸エチル メタクリル酸メチル共重合エマルション、アクリルスチレン共重合体、メタクリル酸メチル、およびアクリル酸エチルで構成されています。ベースレジンには、加工助剤、衝撃改質剤、着色剤などの他の添加物や、高温でも色の強度を保つことができる熱安定剤を含む着色添加物が含まれています。キャップ層のシートは、リサイクル可能な金属製ホットスタンプや着色アクリルの形で追加されます。Rowmark®のレーザー加工は、9.3または10.6ミクロンのCO2レーザーで行うことができ、加工品質に大きな差はありません。1.06ミクロンのファイバーレーザーでRowmark®のレーザー加工を行うと、彫刻する材料の最上層に使用されている染料、顔料、およびポリマーに応じて、形成される表面マークが変わる可能性があります。CO2レーザーでRowmark®をレーザー切断すると、特定のタイプの材料によっては、少しべとついたきれいなカットエッジになります。CO2レーザーでRowmark®をレーザー彫刻すると、材料の最上層を滑らかできれいに薄くアブレーションでき、その下の基板が露出します。Rowmark®のレーザーマーキングには1.06ファイバーレーザーのみを使用し、最上層に使用されている染料とポリマーによってはコントラストの強い表面マークが形成されます。

Rowmark®プラスチックに適用可能なレーザー加工

レーザー切断
レーザーマーキング
レーザー彫刻