適切な使用に関する詳細
本装置は、オフィス、研究室、工場または軽度の製造環境でのレーザー材料加工(切断、マーキングおよび彫刻)用に設計されています。オプションのクラス4変換モジュールを使用する場合を除き、加工する素材はシステム内に完全に収容して適切に操作(クラス1レーザー機器)する必要があります。
適切な使用に関する詳細
本装置は、オフィス、研究室、工場または軽度の製造環境でのレーザー材料加工(切断、マーキングおよび彫刻)用に設計されています。オプションのクラス4変換モジュールを使用する場合を除き、加工する素材はシステム内に完全に収容して適切に操作(クラス1レーザー機器)する必要があります。
一般的な安全性
本マニュアルに記載されている以外の方法で装置を使用した場合、または記載されている操作手順および安全ガイドラインに従わない場合は、人身事故につながり、加工機や周辺の物品が損害を受ける可能性があります。ご不明な点がありましたら、ユニバーサルのファクトリーサポートチームまでご連絡ください。電話:1(480)609-0297(米国)、+43 1 402 22 50-28(オーストリア)、(045)224-2279(日本)またはEメール:support@ulsinc.com
XLSは、赤外スペクトルで10.6および9.3ミクロンの波長を持ち、目に見えない強烈なレーザー発光を発生する封じ切り型炭酸ガス(CO2) レーザー光源をサポートするように設計されています。レーザー光源は、CO2レーザービームを完全に封じ込めるように設計されたクラス1筺体に収納されています。
PLS6MWおよびXLS10MWHレーザーシステムは、密封型炭酸ガス(CO22)レーザーとファイバーレーザー光源の両方をサポートするように設計されています。CO2レーザーは、赤外スペクトルの波長10.6および9.3ミクロンの強烈で目に見えないレーザ発光を発生し、ファイバーレーザー光源は、波長1.06ミクロンの強烈な目に見えないレーザ発光を発生します。お客様の保護のために、レーザー光源は、CO2レーザービームとファイバーレーザービームの両方を完全に封じ込めるように設計されたクラス1筺体に収容されています。
ユニバーサルのレーザー切断、彫刻およびマーキング機には、ユニットの両側にインターロック付のアクセスパネルが装備されています。 オプションのクラス4変換モジュールを使用すると、サイドパネルを開いた状態のままレーザーシステムを操作できるようになります。この装置は、レーザーシステムのサイドパネルにある安全インターロックをバイパスします。このオプション装置が設置されると、保護システムのハウジングは、レーザー光源が発生する赤外線レーザー発光を完全に封じ込めないようになるので、暴露の可能性が生じます。このオプション装備を使用することで、レーザーシステムは通常使用におけるすべての条件で安全に使用できるクラス1から、危険を生じる可能性があるとされるクラス4へと安全の関する分類が再定義されます。さらに、システムハウジングは、内部で発火が起こっても炎や副産物を封じ込めません。また、クラス4変換モジュールが装備されたシステムのハウジングから漏れた赤外線レーザー発光によって、すぐそばまたは遠方にある可燃性のものが損傷または発火する可能性があることも留意してください。
クラス4レーザーシステムを操作する際は、国内外の法律および規定で定められている多くの安全対策義務に準拠しなければなりません。オプションのクラス4変換モジュール組み込みにつき、次の安全対策が製造元から提供されます。
クラス4変換モジュールを装備したレーザーシステムに接続されている適切に設置された外部排気系に加え、レーザーシステムは継続的に換気されている場所でのみ動作しなければなりません。オプションのクラス4変換モジュールが取り付けられている場合、特定の操作に関する安全対策はレーザーシステム所有者の責任です。これらの安全対策は、アメリカ合衆国の連邦法および州法に基づくクラス4レーザーシステムの操作に対して義務となっており、ほとんどのその他諸外国でも同様です。
これら安全対策の多くは、レーザを安全に使用するための、ANSI規格Z136.1レーザー使用に関する安全のための米国標準規格、あるいはほとんどの諸外国でも欧州規格EN 60825-1のような同等規格がありその中で概説されています。例えば、独国の事業者の賠償責任協会によるレーザービームの規格BGV B2のような、その他の安全対策が州や地方自治体によって課せられる場合もあります。クラス4レーザーシステムの所有者として必要とされる最も一般的な安全要件の概要を以下に示します。
この一覧はすべてを網羅したものではありません。その他の義務的な安全対策が適用される可能性があり、州また国ごとによって異なります。すべての関連規定の特定および順守に関しては、クラス4システムの所有者およびそれが動作する施設の所有者の責任です。例えば、一部の州では、クラス4レーザーシステムを使用する人員は、州の発光規制機関に登録し、年会費を支払い、毎年の検査に従わなければなりません。不履行の場合は、罰則が科せられることもあります。米国労働安全衛生局(OSHA)は、職場でのレーザーの安全使用に関する規則も承認しています。LSOは、法律で定められたすべての規則および規定を遵守しなければなりません。繰り返しますが、クラス4レーザーシステムの操作に関連する安全対策は、米国では連邦法および州法の下、その他ほとんどの諸外国でも義務付けられています。オペレーターまたは所有者がクラス4レーザーシステムの安全な操作に必要なすべての安全対策を遵守できない、または遵守しない場合は、オプションのクラス4レーザー変換モジュールは絶対に使用しないでください。
ユニバーサルレーザシステムズのすべてのレーザー光源には、各種タンパープルーフラベルが装備されています。ユニバーサルのレーザー光源の内部には、現場でサービスできる部品は一切ありません。ユニバーサルのレーザー光源にサービスが必要な場合は、ファクトリーサポートチームまでお問い合わせください。電話:1(480)609-0297(米国)、+43 1 402 22 50-28(オーストリア)、(045)224-2270(日本)またはEメール:support@ulsinc.com
XLSプラットフォームでは、 火災鎮圧がありますが、すべてのレーザー切断、マーキングおよび彫刻プロセスの常時監視の必要性をなくすものではありません。
火災鎮圧オプションは人命の安全に対しては認定されていません。これは、不適切な設定やオペレーターが継続した監視から離れたり、またはその両方によって生じる、レーザー加工中素材が自立した燃焼を起こすことによるレーザー加工システムの損傷を低減または排除することを目的としています。地方自治体または国内の法律および規制の必要性に応じて認定された消火装置の代替品としては作られていません。レーザーシステムに火災鎮圧オプションを追加してあったとしても、素材の加工中にはオペレーターが立ち合い、目に見える範囲内にいなければなりません。
CDRHおよびCEの規定では、すべてのレーザー製造業会社は機器全体に渡り特定場所に警告ラベルを貼ることが課せられています。いかなる理由であっても、これらのラベルを取り外さないでください。何らかの理由でラベルが損傷を受けた、または取り外された場合は、レーザーシステムを操作せずに、直ちにユニバーサルのサポートチームに連絡してください。電話:(480) 609-0297(米国)、+43 1 402 22 50-28(オーストリア)、(045)224-2270(日本)またはEメール:support@ulsinc.com すべてのユニバーサルのレーザー光源およびシステムには安全ラベルを貼ることが義務付けられています。以下は、XLSプラットフォームの例です。
製品ID:すべてのユニバーサルのレーザーシステム
製造会社
ユニバーサルレーザシステムズ
16008 N. 81st St.
Scottsdale, AZ 85260
米国
正規代理拠点
Universal Laser Systems GmbH
Lerchenfelder Guertel 43
A-1160 Vienna
Austria
製造業者は、下記の機器が以下の基準に基づいた以下の指令に適合していることを宣言します。
2004/108/EEC(EMC Directive)
2006/95/EEC(低電圧指令)
2006/42 / EEC(機械指令)
2011/65 / EU(RoHS2指令)
2012/19 / EU(WEEE指令)
使用される基準
安全性
EN 60950:2002
EN 60825-1: 2014(クラス2)
EMC
EN 55024 2010(クラスA)
EN 55022:2010 (クラスA)
EN 61000-3-2: 2006 (クラスA)
EN 61000-3-3: 2008
EN 61000-4-2: 2008 (4kV CD, 8kV AD)
EN 61000-4-3: 2006 (3または10 V/m)
EN 61000-4-4: 2012 (1または2kVパワーライン)
EN 61000-4-5: 2014 (クラス3)
EN 61000-4-6: 2013 (3 または 10 Vrms)
EN 61000-4-8: 2009
EN 61000-4-11: 2004
注: これは適合宣言ではありません。この機器の輸入者が、適合宣言を提出します。
ユニバーサルのレーザー加工機はテストされ、電磁適合性(EMC: Electromagnetic Compatibility)に関する連邦通信委員会(FCC:Federal Communication Commission)の指令に準拠しています。これらの指令に従って、ユニバーサルはお客様に次の情報を提供する必要があります。
FCCコンプライアンス声明と警告(FCC Compliance Statement and Warnings)
この装置は、FCC規則第15条(FCC Rules Part 15.)に準拠しています。次の2つの条件に基づいて操作されます:
1. 当加工機は有害な干渉を引き起こすことはありません。
2.当加工機は、望ましくない動作を引き起こす可能性のある干渉を含め、受け取った干渉に対応する必要があります。
本装置は、FCC規則パート15に記載されているクラスAデジタル装置の制限に適合していることが試験され確認されています。これらの制限は、加工機が商業環境で動作しているときに、有害な干渉から適切な保護を講じるように設計されています。本加工機は、無線周波エネルギーを生成、使用、発光する可能性があります。製造元の指示に従って設置および使用しない場合は、無線通信に有害な干渉を引き起こす可能性があります。当加工機を住宅地域で使用すると、有害な干渉を引き起こす可能性があります。その場合、ユーザーは、自分の費用で干渉に対応する必要があります。
ユーザーは、製造元が明示的に承認していない当加工機の変更または改造により、加工機の操作権限が失効する可能性があることに注意してください。
当加工機はタイプ・テストされており、シールドケーブルを使用してFCCパート15のコンピューティング デバイスの制限内で適合することが確認されています。確実にFCC規制に準拠するには、シールドされたケーブルを使用する必要があります。