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発見

ユニバーサルによる革新

クラス4変換モジュール
(パススルーを有効化)

各種のレーザー安全基準は十分に確立されており、国際的にも比較的統一されています。これらの統一基準では、製品のレーザー安全性について大きく4つに分類されています。クラス1(レーザーエネルギーがレーザーシステム内に完全に封じ込められ、オペレーターはレーザーエネルギーに被ばくしない)から、クラス4(レーザーシステムに封じ込めの規定はなく、オペレーターが高いレベルのレーザーエネルギーに被ばくする可能性がある)まであります。クラス1レーザーシステムで材料を加工するには、材料がレーザーシステム筺体内に完全に収まらなければなりません。


特許取得済みのクラス4変換モジュールは、完全に閉じられたクラス1操作とオープンクラス4操作をすばやく簡単に切り替えることができ、それによってサイズが大きすぎる対象物でもレーザーシステム内に配置してレーザー加工したり、ロール状の材料やコンベヤーシステムなどの連続した物体をレーザーシステムに通したりすることが可能になるオプションです。


このモジュールには、次のような利点があります。


クラス4変換モジュールの仕組み

ILSプラットフォームとXLSプラットフォームには、レーザーシステムの両側にインターロックされたアクセスドアが付いています。オプションのクラス4変換モジュールでは、サイドドアにある安全インターロックをバイパスすることで、サイドドアを開けたままプラットフォームを使用することができます。このモジュールを取り付けると、保護システムハウジングが開いたままになるため、逸脱したレーザーエネルギーに曝される可能性が出てきます。このオプションデバイスを使用すると、レーザーシステムの安全性分類が、どの条件下で使用しても安全と考えられるクラス1から、危険が存在する可能性があると考えられるクラス4に変わります。このような潜在的危険があるため、各種のレーザー安全基準では、通常はクラス1レーザーシステム上には存在しないクラス4モードで操作するレーザーシステムに追加の保護対策を組み込むことを義務付けています。クラス4変換モジュールでは、このような追加の保護対策が提供されるため、レーザーシステムはクラス4要件と安全監査要件を満たすことができます。

材料取り扱い機能の向上

レーザー加工の認知度は急速に高まっており、高まるにつれて、材料をさまざまな形状や生産性の高い方法で加工するニーズも同様に高まりつつあります。


ユニバーサルのレーザーシステム専用のクラス4変換モジュールが発売される前は、大きい材料を取り扱う方法は2つありました。1つ目のアプローチは、加工すると予想される材料の中で最大のものが完全に収まる大きさのクラス1レーザーシステムを購入することでした。その結果、コストが大幅に高くなり、スペースとリソースを効率良く使用できなくなってしまいます。かなり大きいパーツを頻繁に加工しない場合は特に当てはまります。もう1つのアプローチは、オープンベッドの認定済みクラス4レーザーシステムを購入することでした。常にオープンのクラス4レーザーシステムを操作するデメリットは、クラス4モードでの継続的な操作に対するリスクと責任が増えることです。また、安全設備のコストと保守に加えて、ユーザーが実践しなければならない安全手順が増えるという負担もあります。地域によっては、安全検査官による定期検査を受けないと、クラス4レーザーシステムを操作できなくなることもあります。


大きな材料をたまに加工する場合に最適なソリューションは、必要に応じてクラス4モードで合法的に操作できる小型のクラス1レーザーシステムを使用することです。あまり良心的ではない製造業者であれば、顧客がクラス1レーザーシステムの安全インターロックをバイパスするときに、見て見ぬふりをするでしょう。あるいは、大きすぎる材料を加工するのは業界で一般的に受け入れられていることだと顧客にほのめかすかもしれません。ところが、安全機能がバイパスされたクラス1システムには、クラス4モードで操作するために必要な安全機能が搭載されていないため、安全監査に合格することはできません。ユニバーサルは、この問題を独自の特許取得済みのクラス4変換モジュールで解決しました。このモジュールにより、オープンレーザーシステムをクラス4モードで操作するために必要な必須安全機能がすべて提供されます。このモジュールは短時間でレーザーシステムに着脱できるため、必要なときだけクラス4モードで操作できるという非常に高い柔軟性が得られます。


クラス4変換モジュールのその他の利点としては、レーザーシステムをクラス4モードで永続的に操作するように変換できることが挙げられます。この機能をユニバーサル自動化インターフェイスオプションと組み合わせて使用することで、レーザーシステムを生産性の高い製造環境に安全に組み込むことができます。レーザーベースの製造工程を小さいバッチでクラス1レーザーシステム上で進めることができます。また、同じレーザーシステムをシャトルやロールフィードなどの材料取り扱い設備が追加された生産性の高いシステムに簡単に変換することができます。新たに別のレーザーシステムに巨額な投資を行う必要はありません。

安全性の向上と責任の軽減

国際的に認められたレーザー安全基準によって義務付けられている必須の安全対策は数多く存在します。クラス4レーザーシステムを操作する際は、これらの安全対策に準拠しなければなりません。一部の安全対策の責任は製造業者にあり、オプションのクラス4変換モジュールに組み込まれています。これには、以下のものが含まれます。


  • リモートインターロック接続
    レーザーシステムのインターロック回路にリモートで接続するための手段の1つであり、リモートスイッチをレーザーシステムに接続して、レーザーを停止させることができます。レーザーシステムを使用する指定された部屋のドアにインターロックスイッチを接続して、ドアが開いている場合はレーザーが自動的に停止するようにするには、この機能を使用しなければなりません。
  • キーコントロール
    クラス4モードのときにレーザーシステムを無許可で操作できないようにするための取り外し可能なキー。
  • レーザーエネルギー放出警告装置
    レーザーがエネルギーを放出できる状態であることを示す、目視確認できる警告灯。
  • 減衰器
    レーザーエネルギーの放出をブロックするための機械装置。この装置は、手動式シャッターの形を取ります。
  • クラス4警告ラベル
    レーザーシステムがクラス4に分類されていることを示すクラス4警告ラベル。

上記のクラス4レーザーシステムの製造業者に課せられた要件に加えて、操作時の安全対策もあります。この安全対策の責任は、クラス4モードで操作するレーザーシステムの所有者にあります。ユニバーサルからクラス4変換モジュールを購入するための販売プロセスの一環として、ユーザー側の責任を説明し、疑問点があればユニバーサルの担当者から回答を得られることを伝える情報がユーザーに提供されます。これらの安全対策は、米国の連邦法および州法と大半の諸外国の法律の下で、クラス4レーザー装置の操作には必須となっています。これらの安全対策の多くは、ANSI規格Z136.1「レーザーの安全な使用に関する米国国家規格」や、その他多数の国で使用可能な、欧州規格EN 60825-1などの同等の規格に記載されています。州や地方自治体により、ドイツの雇用者責任保険協会によるレーザービームに関する規制BGV B2などのその他の安全対策が必要となる場合もあります。このような法律を理解して順守するのは、所有者の責任です。クラス4レーザーの所有者に課せられた最も一般的な安全要件を以下に簡単にまとめてご紹介します。


  1. クラス4レーザーシステムを操作するどの施設においても、ある1名を「レーザー安全責任者(以下「LSO」)」に指名しなければなりません。LSOは、レーザーの危険を監視し、制御するための権限と責任があります。LSOに任命された責任者は、レーザー安全性に関するトレーニングを受け、法律で定められたあらゆる安全対策を把握しておく必要があります。このトレーニングを受ける手段はたくさんあります。このトレーニングの実施団体として認められているのは、米国レーザー協会(www.laserinstitute.org)、欧州各国の雇用者保険責任組合(Employer’s Insurance Liability Associations)、または所有者の国や地域のレーザー安全組合です。
  2. クラス4レーザーシステムの所有者は、クラス4レーザーシステムを操作するための管理区域を設ける責任を負います。管理区域とは、クラス4レーザーシステムから漏れ出る可能性のあるレーザーエネルギーを完全に封じ込めることを目的としており、許可を受けていない人物は立ち入ることができないようにする対策が取られた区域のことです。対策としては、指定された管理区域外に設置された光る警告サインや、通路に設置されたインターロックなどがあります。
  3. LSOは、クラス4レーザーシステムの操作、保守、または修理を行う許可を受けた関係者全員を指名してトレーニングを施す責任を負います。許可を受けていない者は、誰であってもクラス4レーザーシステムにアクセスしてはならないことを知らせ、そのように制限するための対策を講じることもLSOの責任です。
  4. クラス4レーザーシステムの所有者は、特殊設計されたアイウェアなどの保護具や、クラス4レーザーシステムの操作、保守、または修理時に必要な保護具と防護服を特定し、許可を受けた関係者全員に支給する責任を負います。さらに所有者は、年少者がレーザーを操作することのないように徹底します。
  5. 鏡やレンズなどの反射または屈折作用を持つ材料をクラス4レーザーシステムの周囲で使用したり、クラス4レーザーシステムで加工してはなりません。クラス4レーザーシステムの周囲でこれらの材料を規制するための適切な対策を講じなければなりません。
  6. LSOは、すべての安全対策を定期的に監査する責任を負います。これには、許可を受けた関係者の定期トレーニング、すべての特殊なアイウェアと防護服の連番振りと定期点検(必要に応じて交換)、およびクラス4レーザーシステムを操作する管理区域周辺でのすべての安全対策の定期点検が含まれます。また、LSOは、法令を順守していることを証明するうえで必要な記録を保管することを義務付けられることがあります。
  7. LSOは、クラス4レーザーシステムを操作する許可を受けた関係者全員に定期的な医学的監視を受けさせる責任も追います。これには、規定された年に一度の眼科検診などが含まれますが、これに限られません。
  8. 展示会や展覧会では、クラス4レーザーを使用してはなりません。

上記のリストは、すべてを網羅したものではありません。州や国によっては、その他の必須の安全対策が適用されることがあります。それぞれの現場に関係するあらゆる規制を特定して順守することは、クラス4レーザーシステムの所有者とそのシステムを操作する施設の所有者の責任です。たとえば、一部の州では、クラス4レーザー装置を操作する関係者は全員、州のエネルギー監督官庁に登録し、年間登録料を支払い、年に一度の検査を受けなければなりません。順守しない場合は、処罰の対象となることもあります。また、米国労働安全衛生局(以下「OSHA」)でも、職場でのレーザーの安全使用に関するルールを採用しました。LSOは、法律で定められたあらゆるルールと規制を順守しなければなりません。


ユーザーは、レーザーシステムをクラス4モードで安全に操作する際のリスクと、追加の安全規制の負担について、慎重に考慮しなければなりません。しかし、大きすぎる材料を加工したり、材料をさらに効率的にレーザーシステムに通したりするために、クラス4モードで操作する必要が生じた場合は、ユニバーサルの各種ソリューションを安心してお使いいただけます。クラス4変換モジュールを活用することで、ユーザーは、クラス4モードで安全に操作して安全監査に合格するうえで必要なあらゆる安全機能をレーザーシステムで使用することができます。また、ユーザーと所有者には、適切な安全慣行を理解して順守し、企業責任を最小限にするために必要なあらゆる情報とサポートが提供されます。